2024/02/07 20:07

干杯!donです。1月中旬に行ってきた奄美大島の旅をまとめております。前回はコチラ。


思えば、なんで奄美大島で中華のイベントを開催したのか?という大切なことを最初に書いていなかったので、その辺りも触れていきたいと思います。

奄美大島には中華レストランがない!?

奄美大島には、「本格的な中華レストランがほぼない」という話を聞いていました。あっても、ラーメン中心だったり、島料理も一緒に提供されていたり。


だから、ちょっと不安でした。


なぜかというと、僕がお手伝いしている中華レストランは、「中国少数民族料理」がひとつのテーマとしてあります。お客さんからは「こんな中華初めて食べた!」「これ、中華ですか?」とよく言われます。


そんな料理たちは、中華にあまり馴染みのない奄美の方々にどう思われてしまうのか?さらに、都内ですらあまりやられていない中国酒ペアリングという試み。正直、開催が決まった当初は「大丈夫なのかな?」「受け入れてもらえるのだろうか?」という不安が心の中に沸き起こりました。


でも、結果的にはランチもディナーもご予約をたくさんいただいて。現地にないものだからこそ、より興味を持っていただけたのかな?と思います。

奄美大島で中華のイベントが開催された理由。

これ、最初に書いておくべきでしたね。。今更ですがまとめます。


なぜ僕たちにとって縁もゆかりもない奄美大島で、中華のイベントを開催させていただくことになったのか?

パワー!

まずは、主催のLiving AMAMIプロデューサー・矢吹さんにお声がけいただいたことがきっかけです。矢吹さんは元々お店によく来ていただいていて(僕がお手伝いする前から)Matsushimaの料理と中国酒たちを気に入ってくれていました。


そして、かねてからこう言ってくれていたのでした。


「いつか奄美でMatsushimaのイベントやりたい!」


最初は冗談混じりのような感じでしたが、これが本当に実現した形となります。まさに有言実行!(たぶん矢吹さんは最初から本気でしたね笑


そんな経緯もあって、奄美の食材で中華料理を作ってお酒は中国酒でペアリング、という内容は元々決まっていたような感じです。さらに「奄美はテイクアウト需要が強い」とのアドバイスもあり、ランチとディナー両方で開催することになりました。

"アノ豆腐"で麻婆豆腐が作りたい!

さて、イベントの話に戻ります。


本番当日の朝9時。


僕たちは宿泊先のホテル前に集まりました。本当はもう少し遅くてもよかったのですが、あるモノを手にいれるため、早めの結集。


それは、島豆腐。


前日、シェフの松島さんが麻婆豆腐を試作した際に、通常の木綿豆腐と島豆腐を食べ比べてみたら「コクも舌触りも全然違う!これは島豆腐の方が完全に美味い!」ということを一同で体感してしまったのです。(通常の木綿豆腐でも十分美味しいんですよ!)


「普通の木綿豆腐でもいいか〜」と思っていたところから、この体験によって"奄美の島豆腐で麻婆豆腐を実現したい欲"が爆上がり。もう島豆腐一択!


ちなみに、島豆腐と普通の木綿豆腐、同じぐらいの値段で買えるのもビックリ!


早速、試作したあとに本番用に使う島豆腐を求めて近所のスーパーへ行きました。しかし、なななななななんと・・・ない・・・いくつか回っても、ない。昼間はあったのに・・・。


「やっぱり、島の人たちは美味しいものをよく知ってるんだね!」


そう感心しながらも、手に入らないことによる焦り、喪失感、もどかしさ。店員さんに聞いてみると「多分、朝ならあります。」と、"たぶん"付きの心許ない回答。


こうなるともう、島豆腐が無事に翌朝のスーパーへと並んで、売り切れないことを祈るのみ。


そして向かった1軒目のスーパー。

静かな商店街の中、島豆腐を求めて歩く朝。


ありました(あっさり


「これで美味しい麻婆豆腐を楽しんでもらえる!」と安心して会場に着くと「ランチの予約が増えた」とのことで、ご予約でランチ完売!


しっかり目を引くポスター作っていただきました。しっかりせにゃと気が引き締まります!


ご予約を締め切ったあともたくさんお問い合わせいただきました。折角ご連絡いただいたのに申し訳ないなと思いつつ、とてもありがたいことだなと。そして、スタートの時間まで着々と準備を進めました。


この張り紙を見てガッカリしている方もたくさんいらっしゃいました。心の中で頭を下げ。。
仕込み中。
奄美の葉にんにく、島豆腐を使った麻婆豆腐!
パックするとこんな感じ。ライスももちろん、おつけしました!
ご来店、ありがとうございます!


完売!・・・でも反省点の見えたランチ営業

ご予約は矢吹さんたちが何時ごろにご来店されるかをお伺いしてくれていたので、時間帯によっていくつ用意すればよいかは全てわかっていたのですが・・・意外とバタバタしてしまいました。


ご予約が集中して少しお待たせしてしまったり、ご飯の炊き時間が間に合わなくてお出しできず・・・「近いのでまた来ます!」という方もいらっしゃいました。本当にすみません。この辺りは良い発見でもあります!改善!


そんないろいろがありつつ、無事14時頃にご提供を終了。イートインでお食事された方からは「美味しかった!」という言葉もいただきました。汗だくになって食べている方もいらっしゃいました。水もたくさん飲んでいただきました笑


前日お世話になった楠田ファームの楠田ご夫妻や、「あまみの魚たち」の大将やスタッフさんも来てくれました。来ていただいた皆さん、ありがとうございました!


ランチはひとまず、成功!と言ってよいのかなと思います。


店内の片付けやディナーの準備を少し進めて、その後に近くの「味の銀海」という食堂でランチを済ませました。この辺の奄美グルメは最後にひとつにまとめてお伝えします!


次回は、感動のディナー編です。