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今日は紹興酒の飲み方の記事。紹興酒は、常温だけではなくて冷やしたり燗にしたり、レモンのスライスを入れたりソーダで割ったりとさまざまな飲み方で親しまれています。

温度帯を変えるのはまだしも、お酒に何かを入れたり割ったりすることに否定的な意見もあるかと思います。実際に、僕も酒蔵で働いていたので「あまり何か入れて欲しくない」といった作り手さんの意見を耳にしたことがあります。逆に「たまにソーダで割ったりしてる」っていう方もいらっしゃいました。

個人的には、紹興酒はさまざまな飲み方で楽しまれていたことを受け入れて、アレンジもひとつの文化として見ていく方がより楽しい個性が生まれていくんじゃないかなと思います。

もちろん、造りにこだわってそのままでも美味しい酒を生み出していくことも重要です。ただ、さまざまな方法で楽しみ方が見出せるのであれば、その方が道は広がるんじゃないかなとも思います。

なぜなら、今は日本で飲める紹興酒、引いては黄酒の銘柄数は限られています。日本酒やワインのように数多くの銘柄から選んで楽しむ段階にありません。

いずれそうなっていけばいいなとは思いますが、今すぐに変わることはないでしょう。

それであれば、今ある銘柄をより深堀していくひとつの方法として、さまざまな飲み方で楽しんでいくというのもひとつの方法なんじゃないかなぁと思うのです。